幸感度バツグンのピノ ノワール
ネクストブルゴーニュを探して 「ホドルス クリーク エステート」
https://wine-garage.com/product/2804/
あまりオーストラリアワインには明るくなく、オーストラリアのピノはタスマニアが美味しい程度私でしたが、ここのワインをいただいて改めて「ヤラ ヴァレーかー」などと言っております。
ヤラヴァレーはメルボルンの近くにある生産地でオーストラリアで最も冷涼な気候にあり、フィロキセラの被害も免れた土地です。
一般的なオーストラリアの「濃厚なシラーズ」といった概念とは真逆のエレガントでフィネスにあふれるワインができます。そのテロワールに合ったピノ ノワールとシャルドネは世界的にも注目を浴びる生産地となっています。
なるほど、今回いただいたホドルス クリーク エステートはこの自信満々のボトルデザインに恥じない堂々たるピノノワールとなっていますね。
程よい重厚感と果実味の奥深さ、しっとりとしていながら明るいトーンを保っています。クラシックなのにそこは産地のなせる業かと思います。
価格的には「買うしかない」ような価格だと思います。ピノ好きなら検討の余地はありませんと言えば大げさですが、そのくらいバリューです。
生産者のフランコ・ダナは、ワイン商の家に生まれ、実家は1960年代からメルボルンの伝説的なワインショップの1つを営んでいました。幼い頃からワインの販売に携わり、どうしてもワインを造りたいという思いから1997年にアッパー・ヤラ・ヴァレーの涼しい場所にワインメーカーとしてのキャリアをスタートさせました。フランコは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ブランというヤラの伝統的な品種を使い、洗練されたワインを造っており、関係者からはベストの評価を得ています。
このキュベにかかわらずすべてのワインは価格を無視した(笑)クオリティと呼ばれています。
飲んでみて幸感度★★★★のワインです。
いいなぁ。
この味でこの価格はまさに「捨て身」とも言えます。