- ピエモンテの土壌がなせる業か、それともワイナリーの研究の結果か、ソリッドな渋みとピノらしい果実味が相まってクラシカルなバーガンディの様相をグラスに映し出します。
トレドンネはピエモンテ州で三姉妹が中心となって運営するワイナリーです。バルベーラからバルバレスコ、バローロまで造っていますが、ここでは2018年にリリースしたピノ ネロ(ピノノワール)のワインをご紹介します。イタリアのピノ ネロというとあまりイメージがわかない方が多いのではないでしょうか。実際この品種で成功している例は誠に少ないと思います。
ピノネロはブルゴーニュという高い壁の比較対象があるゆえにどうしても「足りない部分」を探しがちになりますが、このワインはちょっと違います。ピノネロとは思えないタンニンに裏打ちされたボディの強さしっかりとした酸味はネッビオーロかと思わせるほどです。
実際生産者のブルーノさんに「これは土壌からくるものなのか」聞いてみると、「クローンのチョイスが効いており、果皮の暑いクローンを選ぶとこうなる」らしい。結果いかにもピエモンテらしい味わいのピノ ネロが出来上がったというわけである。きっと昔のバーガンディと呼ばれた頃のブルゴーニュはこんな感じだったのだろう。男性的、いや男性もいまや多様性なのでこんなイメージはないかもです。
ランゲ ピノ ネロ ドンナ ヨーレ 2018 750ml
4,070円(税込)
在庫4個 (お取り寄せができます)