- 見た目からは想像できない極上のフィネスを備えた1本
なかなかに「デス」な感じのエチケット。これがレコードジャケットだったら音はきっと耽美なポストパンク(笑)な感じでしょう。
ところが、こいつが違うのです。クイーンズランド州はグラニットベルトというちょっと特殊な土地にあるワイナリー「ベント ロード ワイナリー」のブランドの一つです。この美しい酸味と張りのある果実味、そして絶妙な樽使いによるスコッチバターの香りはワイン全体にフィネスを与えています。
グラニット(花崗岩)ベルトはクイーンズランド州内で一番寒い場所とされている。気温が低く、相対的に降雨量が少ない気候条件は、果実の成熟がゆっくりと進む。また、比較的湿度が高く夜間が冷え込む春にも、霜が降りる。昼夜の寒暖の差が大きい。
標高は海抜750m – 1050mの高さで、クイーンズランド州内にあって寒いという独特な気候条件を生む主要因である。標高が高い事により、四季がはっきりと区別される事も特徴でもあります。また土壌は花崗岩土壌でブドウ栽培にも向いており約50ものワイナリーがあることで観光スポットとしても注目されています。
- ラ プティ モールの成り立ち
「ラ・プティ・モール」はグレンとロバートの2人によって2010年から始まった挑戦的なワインプロジェクトで、母体は彼らが2000年にクイーンズランド州グラニットベルトに設立したワイナリー「ベントロード」。フランスワインをこよなく愛する生化学者だったグレンはある時パートナーであるロバートと共にワインを造る夢を実現させることを決意し、離職。理想の土地を探す旅の途中で2000年、オーストラリアでも極めて特殊なワイン産地グラニットベルトで理想的なロケーションを備えた土地と出会い一目惚れします。すぐに購入を決断した彼らはその土地にまさに一からブドウを植樹。同時にグレンはチャールズスタート大学で醸造学を修める一方、「Cakebread Cellers (Napa)」、「Clovely Estate(豪)」、「Heritage Estate(豪)」など複数のワイナリーでヴィンテージを経験するという驚くべきエネルギーでスキルを重ねていき、自社での経験も相まって着実に自身のビジョンを作り上げていきます。そして2010年にはさらに「もっと挑戦的で面白いことをしてみたい」という想いから限定生産のプロジェクト、ラ・プティ・モールをスタートさせました。 現在およそ3haある自社畑ではサステーナブル農法を実践(近隣の畑からの買いブドウ含む)。雹害のリスクが大きく、1-3月の湿度も高いグラニットベルトでは病害のリスクマネジメントが第一優先ですが、その中でできる限り自然環境に配慮して栽培されています。その姿勢はワイン造りにおいても共通しており、野生酵母による醗酵(状況により培養酵母を併用)、酸化防止剤や清澄剤の使用はワインをクリーンに保つという限りにおいて最小限に抑えられています。まだオーストラリア国内ですらあまり知られていない彼らですが、近い将来センセーションを巻き起こすことは間違いありません。
ーインポーター資料より抜粋ー
ラ プティ モール シャルドネ 2021 750ml
3,520円(税込)
在庫6個