バスク地方はフランス南部とのスペイン北部の国境にまたがって位置し、領土としても北はフランス領、南はスペイン領となっています。チャコリを生産するワイナリーはスペイン領である南バスク　ギブスコア県に集中しています。

その中でアストビザは歴史としては新しいがその革新的なワインへの取り組みで飛躍的な品質向上が見られ、チャコリというジャンルを超えて評価されています。
自社畑のぶどうをワイナリー内の醸造所で醸造することで、保護原産地呼称の最上級、単一ブドウ畑限定高級ワイン「ビノス・デ・パゴ」の基準を満たす、高品質なチャコリが造られています。

このアストビザは地元品種である オンダラビ・ズリ90％、オンダラビ・ズリ・ゼラティエ10％で造られており、区画ごとの選別、小箱への手作業による選果を行い、発酵までまことに綿密なプロセスを経てっボトリングされます。

ワインは清潔で明るい。 緑がかった麦わら色の黄色。 品種の強い香り、白い果実 (洋梨やリンゴ)、柑橘系の果物 (グレープ フルーツ)、核果 (桃) の含みがあります。 口に含むとフレッシュで、生き生きとしてバランスが取れており、香りが長く持続し、土壌からのわずかに苦みとミネラルの品種の香りが感じられます。

さすがに美食の町のワインだけあって繊細な日本料理にも合わせやすく、素晴らしい調和を見せてくれますし、ピンチョスをはじめとするバスクの小皿料理にもフィットするフードフレンドリーなワインです。

アストビザはバスク語で「森」という意味を持ちワイナリー周辺に広がる広大な自然とのつながりを表現しています。
バスク地方固有のオンダラビ　スリというブドウを中心とした白ワインを独自の醸造方法で個性豊かなワインに作り上げています。

Vino de Pago（ビノ デ パゴ）とは？

ビノ デ パゴ（もしくはビノ デ パゴ）は、スペイン最高峰ランクであることが認められたワインにだけ送られる最高の称号。スペイン国内で造られたぶどうの中でも特に単一葡萄畑に限定した高級ワインのことを指します。

Pago（パゴ）とは、畑のことを指し、その名の通り、それぞれのテロワール（気候・土壌などそれぞれの特性）を持つそれぞれの”パゴ（畑）”ごとに格付けを認定します。

2003年の新しい制度ですが、スペインワインの長い歴史において、新設されたばかりの「Vino de Pago（ビノ デ パゴ）」がスペイン格付けの最高地位に君臨したことは、世界中に衝撃を与えました。

厳格な基準によって管理されているVino de Pago 

スペインのワイン法によって、現在のような原産地呼称名称が定められたのは1920年代のことです。

これまでの最高ランク「D.O.Ca」や「D.O.」を名乗るためには、栽培面積、ぶどう品種、割合、収穫量、醸造法など、原産地呼称名称委員会の定めた厳しい基準を突破しなければなりませんでした。

以来、長い歴史の中で長年積み上げてきた厳しい基準のD.O.やD.O.Caをも上回る、厳格な基準を突破したワインこそがビノ・デ・パゴの名を名乗ることができます。

Vino de Pago認定ワイナリーの高品質ワインは入手困難！？

スペインで初めて認定された2003年から18年経過した2021年現在でも、ビノ・デ・パゴの称号を与えられたワイナリーは以下の20社と極めて少ないだけなく、ワイナリーの持つぶどう園の中でも特に優れたぶどうのみから造られるワインは、その生産量も少ないため、手に入れること自体が難しいとも言われています。

当店の実店舗やバルでも大人気のリエット（お肉を煮込んだもの）は豚とひね鶏から選んでいただけます。ご注文の際にメッセージにお書きください。