- ワインで人を感動させたいと願うワイナリーのシラーです。
オーナー醸造家はJohn Nagorcka / ジョン・ナゴルカ。オーストラリアにおいてナチュラルワインブームが始まるよりもずっと以前からビオディナミ農法に取り組み、自然醗酵および少量の亜硫酸以外の添加物を使わない造りを実践してきた信念の男であり、現役のマエストロ。その特徴的なラベルデザインから想像される通り、ジョンはドイツ系移民の子孫(4世代目)で、彼の曾祖父がドイツのザクセン州から宗教的な自由を求め19世紀半ばにオーストラリアへと移住したことから全ては始まりました(19世紀に入るとルター派の多くの人々がオーストラリアへと移住。特にバロッサ・ヴァレーは彼らによって拓かれ、現在でも重要なワイン産地となっています)。当時ヘンティにも同じ境遇のドイツ系移民による村「ホッフキルシュ」があり、それは現在では英語名であるTarrington / ターリントンという名前に変わってしまっていますが、ジョンによって設立されたこのワイナリー名として現在へと受け継がれています。
醸造は全て野生酵母によって自然醗酵され、ボトリング前の少量の亜硫酸以外は添加物を使用しません。この造りはオーストラリアにおいてナチュラルワインブームが起こる以前からジョンの信念によって貫かれている方針(現在では一部のワインで亜硫酸無添加のワインもリリースされています。)赤はタンク内でマセレーションをしながら自然醗酵させ、オーク樽(仏産、キュヴェによって一部新樽)で約1年半エレヴァージュされリリース。全てのワインに清澄剤は使用せず、無濾過でボトリングされます。
スパイス、コショウ、杉のタッチを伴う濃い赤い果実の香り。濃い果実、素敵なタイトな酸、しっかりとした熟したタンニンを伴う非常にエレガントで新鮮なミディアムボディの赤です。
ホッフキルシュ シラー 2021 750ml
スパイス、コショウ、杉のタッチを伴う濃い赤い果実の香り。濃い果実、素敵なタイトな酸、しっかりとした熟したタンニンを伴う非常にエレガントで新鮮なミディアムボディの赤です。