自ら”Delinquente = はみ出し者 / ならず者”を名乗るオーナーワインメーカー、Con-Greg Grigoriou / グレッグ・グリゴリオによって2013年設立されたデリンクエンテ。

今年発売となる2024VTはデリンクエンテがオーストラリアで初リリースとなってから10周年となる節目のヴィンテージとのこと。

これまで世界のワインシーンを騒がしてきた変顔たちも、それを受けて今年からラベルがリニューアルされています（ここ数年で新たに加わった新顔を除く）。

変顔ワインにはそれぞれ個性的な人物たちが描かれていますが、この10年の月日で彼らはどんな人生を歩んできたのか。

もちろん彼らは架空の人物でありそれは想像に任せるしかありませんが、ラベルに見られる変化から妄想するのも一つの楽しみ方かも知れません。

今年は、おそらく当社の主力ワインのまさにクラシックな解釈です。グラスの中では鮮やかな黄色、鼻にはマイヤーレモンカードと青リンゴの香り、そしてこの美しく、泡立つような刺激があり、飲むのがとても楽しいです。シュウェップスのビターレモンのアルコール度数が高く、余韻が長く、飲みやすさも抜群。タフナッツの最高峰です。

野生のブドウ園酵母を使ってステンレススチールで発酵させたワインは、発酵を終えるためにクラウンシールで瓶詰めされ、微発泡のペティヤン・ナチュレルに仕上がった。プラウド家が所有するロクストン・ノースのシャーウッド・エステートには、オーストラリアで唯一、ビアンコ・ダレッサーノが植えられている。これは、酸味が美しく保たれ、暑く乾燥したリバーランドの気候に完全に適応する、熟成が遅く香りのよい品種である。

「Tuff Nutt / タフナッツ2024」はビアンコ・ダレッサーノ種で造られるペットナット。

オーストラリアで唯一このブドウ品種を栽培しているというSherwoodという畑から産まれます。

ALC9.5%で、とにかくクリスピーでフレッシュ。

しかし毎年このワインはそれでいて決して薄くない、独特の旨みがあります。

そして24vtに寄せられたグレッグのコメントは「this is Tuff Nutt at their best」。

もう期待感しかありません。

タフ　ナットは幼少期をジプシーのように車で点々と移動していたのだが、今は野菜農家となってイチゴなどを育てている。夕方にはボランティア（おそらく）炊き出しに出かけている。