田草川甲州古酒樽熟 1999年 First limited 750ml

11,000(税込)

日本を代表する白ワイン用のブドウ、甲州種ははたして熟成するのか。
皆さんがよくご存じの甲州種はすっきりとしていて甘口にしても辛口にしても程よい酸味のある飲みよいワインというような印象が多いと思います。
気軽に家庭料理に合わせていただくことのできるフレンドリーなワインが多いです。
つまりは早く飲む方がこの品種の良さが伝わるといったワインができます。

そんな甲州種ですが作柄が良い年であれば熟成もできるのです。
このブドウが造られた年は1999年、山梨のヴィンテージチャートでは五つ星中四つ星の評価。成熟期には多雨であったが、収穫期に入り日照量が多くなって作柄良好。という年でした。
もちろん生産者やブドウの種類(収穫時期)によってこのチャート通りとはいかないまでも全体的には優良年でした。
でもこれだけでは熟成をさせようという造り手は少ないでしょう。
ご紹介する東晨洋酒の田草川さんは特にこの1999年には思い入れがありました。
その年は子息の天くんの生まれた年、彼が成人になったときに一緒に飲むためにと熟成に踏み切ったのがこの古酒の物語の始まりです。
つまりはゴールは20年後、はたして ワインが20年後どのようになっているのか、楽しみでもあり、大きな賭けでもありました。
ワインつくりはブドウつくりが90%とよく言われます。つまり人間は素材の良いところをいかにワインの中で表現するかという点で腐心するのです。
田草川さんはこのワインを二つの貯蔵方法でやることにしました。一つは熟成途中で一度樽に入れ替え再び瓶熟、これは2020年にリリースされました。

驚くべきことに、直近で飲みなおす機会があったのですが、以前より繊細で果実の風味がより増していまいた。

在庫6個

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